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バイノーラルマイクあれこれ その3

      2016/03/17

世の中にはバイノーラルマイクを自作する人たちもいて、Googleで検索するとたくさんの作例が出てきます。
国内外の例を調べてみましたが、日本は小さなマイクカプセルとイヤホンを改造した自分の耳に装着するタイプ、海外はスモールダイヤフラムを使い耳パーツがついたタイプが多いようです。

これに触発されたわけではありませんが、自分の中のモヤモヤを解決すべく自作してみることにしました。
始めに断っておきますが、電子工作はもちろんDIYもろくにしたことがないので変な部分も多々あるかと思いますが、基本的に自己満足の工作ということをご了承ください。

制作コンセプトは「ひとまえで使っても恥ずかしくない」です。(笑)
めざすイメージとしては3Dio『Free Space』のような形ですが、リアルな耳パーツはやはり人目が気になるので、Mitra『3D Mic Pro』みたいなシンプルな形にしました。
ダミーヘッドを使わないので本格的なバイノーラルマイクではありませんが、3Dio社によると「そこで、様々な実験を行い、ついに頭部の代わりに10㎝直径の円盤を両耳の台座にすれば頭部と同等の効果を得ることが分かりました。」とのこと。(http://mimimic.com
今回は手に入る材料と取り回しやすさを考えて直径8cmとしました。

またカメラで使いやすいようにミニプラグのプラグインパワー方式に。
カプセルを購入してマイク部から自作してもいいのですが、半田ごてやテスターを持っていないし、電子工作に慣れていないので、ヤフオクで自作マイクを購入しました。
購入したマイクはシールド処理されていて、自分で作るよりもずっと音質に期待できそうです。

実際の鼓膜位置を想定し、マイクカプセルの間隔が18cmになるように塩ビ管を2つにカットし、ゴムのキャップ(家具などに取り付けるゴム足を利用)でパイプの内側にマイクを固定します。
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左右のパイプを固定したのち、カッティングシートでなんちゃってカーボンパイプにしました。(笑)
あまりこういう意味のないカーボン調は好きではないのですが、意外といい感じです。
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カメラに取り付けるパーツは、以前アクションカム用に購入したもののずっと機材箱のなかで眠っていた自転車用マウントと、同じく使っていなかったアクセサリシュー用パーツを組み合わせました。
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耳介の代わりになるパーツは発泡ポリスチレン板で作ります。
いわゆる発泡スチロールですが、電気製品などの梱包材で使われているものとは違い、柔軟性があり曲げても割れにくく、軽量で加工もしやすい素材です。
ただ柔らかいので硬いものがあたると傷がつきやすいのが弱点。
2枚重ねると曲げ強度もそれなりに強くなりますが、今回は1枚で制作します。
細く棒状に切ったもの(耳介パーツ)をヤカンの湯気にあてながらゆっくりと曲げていき、円板状に切ったもの(側頭部パーツ)に取り付けます。
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マイクを仕込んだ塩ビパイプに取り付けるために、壁にパイプを固定するソケットをホームセンターで購入。
ナットが飛び出しているのが少し気になりますが、どのみち他の部分の精度も低いので、この出っ張りが全体の音に与える影響は微々たるもの …たぶん。
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耳介パーツを保護するためのグリルを取り付けます。
これはキッチンの排水口用のゴミ取り網を使いました。
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縁の輪っかを取り払ってペンチで形を整え、釘を使ってポリスチレン板に留めていきます。
素材が柔らかいので工具を使わず、手でプスプスとさせます。
その後パーマセルで覆い、さらにその上からスポンジシートを巻きつけて耳介パーツを保護します。
マイクの両端にスポンジシートを巻き、耳介パーツをねじ込んで完成です。
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手作り感がアリアリですが、黒とシルバーで意外とかっこいい …かも?
ただ、グリルの奥に見えるナットが残念。
せめて黒にしておけば目立たなかったのですが…
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次はいよいよ録音テストです。
手持ちのステレオマイクと録り比べて、どれだけ差があるか楽しみです。

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