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バイノーラルマイクあれこれ その1

      2016/03/17

ずいぶんと更新の間隔が開いてしまいした。
FacebookやTwitterをやってると、ついそちらでサラッと書いてしまい、なかなかブログを書こうという気になれなくて…
とりあえず、Facebook等でダラダラと書いていたことをブログ用に再編集していこうかと。

最近は「バイノーラル録音」というものについていろいろ調べていました。
バイノーラル録音とは、少々乱暴な言い方になりますが「人が聞いている音をそのまま録音する技術」とでも言えばいいのでしょうか。
人の頭を模した「ダミーヘッド」を用い、鼓膜の位置に仕込んだマイクによって、人が聴いたままの音を録音することができます。
音が聴こえる仕組みというのはとても複雑で、耳の形はもちろん、側頭部、肩で反射する音も聴こえかたに影響するそうで、そのためダミーヘッドにはリアルな “耳” が付いています。
ただ本格的なダミーヘッドを利用したバイノーラルマイクはとても高価で、個人で買うのは少々現実的ではありません。

ダミーヘッドを使用しない安価な(あくまでダミーヘッドと比べてですが)バイノーラルマイクもあり、その代表格が3Dio社の「Free Space」です。(http://mimimic.com
エントリーモデルは6万8000円と、ちょっと頑張れば買えない値段ではありません。
それでも結構な金額ではありますが…
ダミーヘッドほど大げさではありませんが、やはりリアルな “耳” が付いていて、知らない人が見るとギョッとしそうです。
サイズもそれなりに大きいので、DSMCなどの上に付けて手持ちで撮影するのには適していませんね。

他にはMitra社『3D Mic Pro』という製品もあります。(http://www.3dmicpro.com
こちらは約10万円とやはり結構なお値段。
“耳” の形状はシンプルなのですが、やはりサイズが大きいので屋外で使用する時は周りからの奇異の目に耐える必要がありそうです。(笑)

もっと安価なものに、イヤホンにマイクを付けて自分の頭をダミーヘッドにしてしまおう、という製品もあります。
Roland『CS-10EM』(http://www.roland.co.jp/products/cs-10em/)やadphox『BME-200』(http://www.adphox.co.jp/microphone/index.html)が代表的な製品でしょうか。
ただしこれらは耳の外にマイクがあるために耳介(頭から出ている耳の部分)の影響を受けませんので「人が聴いたままの音」を録音できるわけではありません。
また動画の同録用マイクとして使う場合、カメラとマイクを装着している人が同じ方向を向いている必要がありますし、マイクのケーブルのタッチノイズにも気を配る必要があります。

そしてバイノーラル録音の最大の弱点は、ヘッドフォンやイヤホンで聴かないと効果がないということです。
技術としては古くからあるものの、一般的に普及しないのは視聴者に視聴方法を強いることが原因だと思います。
一時期あれだけ騒がれたのに、最近ではすっかり聞かなくなった3Dテレビみたいに。

実は1年以上前にCS-10EMを購入していたのですが、上記の理由と使いどころが思い浮かばないので、未だパッケージを開けてすらいません。
CS-10EM

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